
著者 名倉和希
イラスト 兼守美行
媒体 小説
出版社 幻冬舎コミックス
レーベル リンクスロマンス
発売日 2020/04/30
価格 ¥870(税抜)
ISBN 9784344846494
紙書籍
電子書籍
あらすじ
老舗旅館の次男でホテルグループ社長の泰成は、仕事は順風満帆なものの、周囲から見合いや結婚を勧められることを毛嫌いしていた。そんな中、遠縁の親戚で、家族を亡くし、引き取られる先もない、一人の青年の存在を知る。利害の一致もあり、その少年・優輝を引き取り育てることになった泰成。月日は流れ、優輝も大学生となった。情を移すこともないかと思っていた泰成だったが、素直で健気な優輝との生活は幸せに溢れており、彼のことを大事に大切に愛おしみ、溺愛するまでになっていた。家族として優輝をずっと大切にしたいと思っていた泰成だったが、何でも話してくれた昔と違い、最近の優輝は何か隠し事があるようで……?
レビュー
表紙の絵の相思相愛っぷりにお腹いっぱいで読むのを避けていた作品。読みたい作品がなくてレビューを見回っていた時に好評だったので読んでみた。名倉先生の作品では竜は将軍に愛でられるシリーズと、アーサー・ラザフォードシリーズが大好きなので、前から気にはなってはいた。読んでみると、先に述べたシリーズまではいかないものの、意外に良かった。一番印象に残ったのが、泰成が参観日で注目を集めたというところ。あんなかっこいいお父さんだったら鼻が高いよな、と思う。物語は、作品名の通りとしか言いようがない(笑)想像通りだったけど、楽しく読めた。