愛の罠にはまれ!

愛の罠にはまれ!

著者 樋口美沙緒
イラスト 街子マドカ
媒体 小説
出版社 白泉社
レーベル 花丸文庫
シリーズ 愛の巣へ落ちろ!
発売日 2014/09/19
価格 ¥824(税抜)  
ISBN 9784592877318

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あらすじ

ハイクラス種オオスズメバチ出身の篤郎は、過去に深く傷つけた義理の兄・郁への罪悪感から立ち直れず、幸せになってはいけないと自分を責め続けて生きていた。そんなある日、以前の篤郎を知り尽くしたヘラクレスオオカブト出身の兜と再会する。今は有名政治家の秘書をしているという博愛主義の兜。こちらを軽蔑しているはずなのに、なぜかつきまとわれ優しくされて、篤郎の頑なな心は次第にほどけていく。そんな時、篤郎の体に重大な変化があらわれ!? 愛と許しの擬人化チックファンタジー登場!!

レビュー

評価 :5/5。

この本も久しぶりに読んだ一冊。ひょうひょうとしていた兜が我を忘れるほど相手にのめり込んで監禁までしてたよな~と思い出しながら読みだす。冒頭から篤郎が出てきて驚く。直前まで「愛の裁きを受けろ!」を読んでおり、篤郎に同情していたため、篤郎が兜に振られるというエピソードでさえ、篤郎が出てきたということで嬉しく思う。篤郎を振ったシーンが終わり、この先兜が好きになる人は誰だったっけと思いながら読み進める。なぜか篤郎のエピソードが続き、兜の相手は篤郎だったことを思い出す。己の記憶力の低さに震えた。表紙や今までの設定から相手はロウクラスだと思ってた。ヤク中ということでラッパーみたいな風貌を想像してたから(前回も篤郎が美人という描写に違和感を覚えたような)。
さて、物語を読み進めるにつれて、篤郎の愛情深さに感動する。自分が愛するように相手にも愛してほしい、愛は痛いという言葉に共感したし、自分が愛されたようにしか人を愛せないというのも。ただ、愛し方が分かれば誰かを愛せる。そして、気づきも多かった。相手が幸せになってくれたらいいというのは、愛ではなくて親切だという篤郎の言葉、兜が酷薄にもかかわらず篤郎の孤独を察知できたのは同じような境遇だったから。人は一面だけでは判断できないと再認識もした。
そしてラスト。映画のようなシーンに見入った。イラストがないけど、容易に想像できる。後日談読みたい。