愛の星をつかめ!

愛の星をつかめ!

著者 樋口美沙緒
イラスト 街子マドカ
媒体 小説
出版社 白泉社
レーベル 花丸文庫
シリーズ 愛の巣へ落ちろ!
発売日 2018/03/22
価格¥700(税抜)  
ISBN 9784592877462

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あらすじ

ハイクラス種ヒメスズメバチの名門で、女王バチ本家の末弟として生まれた真耶は、幼いころから当主代理として家に尽くし、長じてからはハイクラスが集う名門校・星北学園の副理事として清く正しい人生を歩んできた。容姿も性格もすべてが完璧。周囲からは高嶺の花と尊ばれてきた真耶だったが、その実、恋愛にはまったく興味がなく、次期当主の姉には欠陥人間とまで言われる始末。ついに童貞処女のまま三十歳を迎えてしまう。さらには、姉の結婚で当主代理の任を解かれ、屋敷を出ていかなければならなくなって……。一筋縄ではいかない真耶の恋のお相手は!?

レビュー

評価 :5/5。

話は真耶視点で進むので、今までのシリーズでの真耶を思い出しながら、正義であり高潔な真耶を深く知っていく。澄也のときも、兜のときも、虐げられた相手に同情し、自分の幼馴染たちから離れた方がいいという立場にいた真耶。そんな彼に恋愛のイメージ、ましてや相手が(翼のことでよく泣いていた)央太というのは想像しにくく、長らく食指が動かなかった。
読んでみると、30歳で恋愛未経験だという。その設定に「そりゃそうだよな」と納得した瞬間にはまったのかもしれない。いつものムシシリーズのときのように、最後までいっきに読めた。
このシリーズで、ちょいちょい雀家当主代理という日本屈指の名家のお方という書き方をされていたが、蓋を開けてみれば、本家の男子には価値がないということ、家族を情けをかけて真耶に当主代理の仕事を与えていたことが明かされ、そのギャップに驚く。
また、央太のことだけを軽視したような振る舞いは読んでいる最中も理解ができず、早く種明かしをしてほしくて悶々とした。理由を知り、自分では経験したことのない感情でもあるため、「そういうこともあるのか」と思ったけれど、こんな葛藤を作り出せる樋口先生を改めて尊敬する。登場人物の傷やトラウマどうやって見つけてくるのだろう。登場人物たちの気持ちはどれも自分が経験したものに似ていたり、知らない傷もある。みんな似たようなことを経験して生きているのかもしれない。
物語の中で、真耶が自分の気持ちを央太に吐露して恋人になる。その後から晴れて恋人エピソードになる。ここでは真耶の姉が真耶を愛する様子が窺えるし、澄也や兜も出てくるから嬉しかった。この3人って幼馴染だったのか――。陶也や郁、里久や綾人、篤郎、葵やシモンも入れてほしかった。カオスだけど。

コメント

  1. […] 愛の星をつかめ!の番外編。これを読んでやっと満足できた。央太が真耶と一緒にいるために頑張るのが好きでも、無理してたに違いない。それを真耶が気づいてくれて安心した。今の央太も、昔の央太も受け入れられる真耶でよかった。ここでようやくハッピーエンドという印象。これこそ後日談がほしい。 […]