著者 英田サキ
イラスト 奈良千春
媒体 小説
出版社 大洋図書
レーベル SHYノベルス
発売日 2012/03/09
価格 ¥860(税抜)
ISBN 9784813012474
紙書籍
電子書籍
あらすじ
「私はね、君の絵に恋をしたんだ」 ベストセラー作家の渋澤征武と知り合ったその日、旭はそう告げられた。半年前にある事件で母を亡くし、ショックから言葉を失った幼い弟と暮らしている旭は、もしあの日、もしあの時…… そんな後悔に囚われて毎日を送っていた。けれど、渋澤に会った日から、すべてが変わり始めた! 恋人は作らない主義と宣言する渋澤、男女問わず恋をする薫、執事の宇喜田を始め、個性豊かな渋澤邸の住人たちに、最初は反感を覚えた旭だったけれども!?
レビュー
予想を裏切る展開にドキドキしながら読めた。ミツルが渋澤の本を捨てていたので、渋澤のことが嫌いなのかと思ったし、冷凍庫のことも全く意識していなかった。海の底に沈められたのかとさえ考えていた。旭が苦しみを渋澤に吐露したこともほっとしたし、渋澤家の人がミツルを気にかけてくれるのも嬉しい。渋澤の「ゲイはゲイを見抜く」に名言だと感心し、ミツルの「はむすたあとねたい」で心臓を撃ち抜かれた。